第10回APEC中小企業技術交流・展示会が、6月27日から3日間にわたって、遼寧省瀋陽市の瀋陽国際展示センターで開催されています。
展示面積5万平方メートルの会場には2000の展示ブースが設置され、出展企業は1649社となっています。また、世界のトップ企業500社のうち23社が出展し、241項目の最先端技術が展示されているとのことです。
APEC中小企業技術交流・展示会は、国内最大規模のAPEC国際展示会です。APEC加盟21カ国と、国内各省の有名企業、優秀な人材、先端技術製品が集まるほか、APEC加盟国以外にも、多くの国と地域の企業が積極的に参加しています。同交流・展示会はこれまでに9回開催され、目覚ましい成果を収めてきました。
10回目となる今回は、展示面積が過去最大で、出展企業も最多となったことで注目されています。
また、瀋陽市のイノベーション改革試験エリア、自由貿易試験エリア、中国・ドイツハイレベル製造産業エリア、ビッグデータ包括試験エリアなど、国家レベルの試験エリア建設企画とドッキングし、「イノベーションを通じた発展促進、協力を通じた未来の創造」というテーマを定めており、遼寧省の伝統工業拠点の振興の成果を示すとともに、瀋陽市のビジネス環境の国際化と、「北東アジアの国際センター」としての都市イメージを示す舞台になると見られています。 (hj 謙)